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2010年9月19日 第七回定期演奏会
2010年9月19日第7回定期演奏会
in練馬文化センター
無事開催することができました
皆様のおかげをもちまして、7thコンサートを無事開催することができました。
ご来場いただきました、多くのお客さまと、支えてくださいました賛助出演の方々そしてスタッフの方々全員に心より感謝申し上げます。
曲 目
祭り幻想
川崎絵都夫作曲
箏四重奏曲
長沢勝俊作曲
熊野古道
林哲司作曲
ジブリの歌 〜スタジオジブリのメドレー〜
佐藤秀嗣編曲
青 風
ネプチューン・海山作曲
和楽器オーケストラのための三連譚 熾・幻・舞
和田薫作曲
昴
佐藤秀嗣編曲
今回のコンサートは様々なジャンルの作曲家の方々の曲に挑戦しました。また、箏、十七絃のみの曲や尺八だけの曲にも挑戦しました。少々スリル満点な感も否めませんがそれぞれに精一杯演奏できたと思います。
幕開きは松尾慧氏の篠笛と佐藤秀嗣氏の太鼓による祭り囃子の中入場し、今回の最初の曲となる川崎絵都夫氏の作曲による「祭り幻想」をお送りしました。民謡の組曲ですが可愛らしい曲調でなじみやすい曲です。新潟の合奏団「α・遊音」から4名の方が参加され総勢26名での演奏でパワーアップしてお届けできたと思います。
続いて、箏3パートと十七絃による「箏四重奏曲」。おなじみ長沢勝俊氏の作曲です。低音部が響き地を這うような重みのある曲調の前半部に続き後半は打って変わってテンポの速い高音部が様々に重なる曲調になっていきます。変拍子やオリエンタルな旋律で構成された不思議な雰囲気の曲です。難しい変拍子に加え他のパートがいないのでドキドキな演奏でした。
そして、前半の最後に林哲司氏の作曲による「熊野古道」です。熊野古道を一人歩く女性の心情を綴った曲で熊野古道の鬱蒼とした木々と、歩き進み開けた視界から臨む熊野灘の様子を表現しています。美しい旋律で情景が浮かぶようです。お客様にそのようにお届けできていれば良いのですが...。
休憩後は打楽器でいつも賛助して頂いている佐藤秀嗣氏の編曲による「ジブリの歌 〜スタジオジブリのメドレー〜」です。お客様もご存知の曲も多かったと思います。毎回のアンケートでの「知っている曲を入れて欲しい」というお声にお答えしてのプログラムです。お楽しみいただけたら幸いです。
次に「来音」では初めての尺八だけの曲です。ジュン・ネプチューン海山氏の作曲による「青風 〜Blue Wind〜」。二尺三寸、一尺八寸、一尺六寸の3本の尺八による合奏曲で、今回は佐藤秀嗣氏にカフォーンで参加して頂きました。また指揮の大友竹邦氏も参加して頂き心強い味方を得て演奏しました。
最後は和田薫氏作曲の「和楽器オーケストラのための三連譚 熾・幻・舞」です。本来この曲では二十五絃の箏を使用し演奏するのですが、来音では二十五絃のパートを箏(十三絃)と低音の箏、十七絃に分けて演奏しました(二十五絃を弾ける人がいないのです)。三章で構成されたこの曲は演奏技術的にも難しく各パートがそれぞれに苦労して練習しました。来音には少々高いハードルだったかもしれませんが、常に意欲的に新しい物にチャレンジしていきたいと思ってます。
毎年恒例となりましたが、アンコール曲「昴」ではお客様にも元気な歌声でご参加いただきました。
例年、4曲の構成でお送りしていましたが今回は短めの曲で6曲の構成でお送りしました。舞台ではいつも通り弾かせて頂きましたが、舞台裏では楽器の運搬をしてくださる方や調弦の方皆さんにご苦労をおかけしました。この場を作ることにご協力いただきました全ての方々のおかげで今年もまた、たくさんの温かい拍手の中幕を閉じることができました。
ご来場くださいましたお客様はもちろんのことご助力いただきました全ての皆様に心より感謝申し上げます。
指揮者・賛助出演
指揮・・・大友竹邦氏
松尾 慧氏
篠笛
首藤久美子氏
琵琶
シン・岡部氏
打楽器
佐藤秀嗣氏
打楽器
団 員
尺 八
加藤光昌/橋本 洋/広沢康介/山崎伸郎
三味線
池田真江/中山淑子
箏
石橋友子/大坂智子/景山洋子/菊池雅子/関口歌悦
玉井文子/寺嶋香苗/平田まこと/藤間恵久子/渡辺おとを
十七絃
安楽知子/大倉幾世/小林千恵子/保立恵美子
友情出演
(α・遊音)
岡田康輔(尺八)/藤本敏明(尺八)
浅間篤子(箏)/倉井芳枝(十七絃)
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